楊潔篪中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は7日、日本の秋葉剛男国家安全保障局長と電話会談を行った。新華社が伝えた。
楊氏は「中日国交正常化から今年で50年になり、両国関係は重要な歴史的節目を迎えている。昨年10月、習近平国家主席は岸田文雄首相と新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築の推進について重要な共通認識に至り、両国関係発展の指針と準拠すべき点を示した。現在、中日関係は新旧の問題がどちらも顕著になっており、軽視できない困難と試練に直面している。双方は正しい方向性を把握し、協力・ウィンウィンを堅持し、長期的・大局的観点から、安全保障分野の相互信頼を増進し、次の50年間の中日関係を安定した健全で強靭なものにすべく共に努力し、地域の平和と繁栄を共に維持する必要がある」とした。
秋葉氏は「日本は中国と協力を深め、意見の相違を適切に処理し、二国間の敏感な問題や国際紛争問題について意思疎通を強化し、建設的で安定した日中関係を共に構築することを望んでいる」とした。
楊氏は台湾地区、香港地区、釣魚島(日本名・尖閣諸島)などの問題における中国の立場を明確に表明した。
双方は関心を共有する国際・地域問題についても意見を交換した。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年6月8日