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王毅部長が「中国+中央アジア5ヶ国外相会合」の成果と共通認識を発表

王毅部長が「中国+中央アジア5ヶ国外相会合」の成果と共通認識を発表

王毅国務委員兼外交部長(外相)はカザフスタンの首都ヌルスルタンで現地時間8日、「中国+中央アジア5ヶ国」第3回外相会合に出席した。会合後、王部長はカザフスタンのトレウベルディ副首相兼外相との共同記者会見に臨んだ。新華社が伝えた。

王部長は「今回の会合の最も重要な課題は、中国・中央アジア5ヶ国国交樹立30周年記念オンラインサミットでのコンセンサスを実行に移すことであり、最も重要な成果は『中国+中央アジア5ヶ国』首脳会合制度の立ち上げで一致したことだ。また『中国+中央アジア5ヶ国外相会合共同声明』『中国・中央アジア5ヶ国オンラインサミットにおけるコンセンサスの実施ロードマップ』『中国+中央アジア5ヶ国の相互接続協力の深化に関するイニシアティブ』『中国+中央アジア5ヶ国データセキュリティ協力イニシアティブ』の4つの成果文書を採択した」と説明し、今回の会合で達した共通認識を10項目にまとめた。

(1)相互尊重、善隣友好、同舟相救う、互恵・ウィンウィンの原則を堅持し、自主・平和・繁栄・協力の中央アジアの構築に尽力する。

(2)引き続き「一帯一路」(the Belt and Road)を高い質で共同建設し、包括的協力を拡大し、金融協力の推進方法を検討し、自国通貨決済の規模をさらに拡大する。

(3)相互接続協力を深め、国際定期貨物列車「中欧班列」の安全かつ安定的な運行を確保し、通関の円滑化を推進し、貨物の「グリーンチャンネル」を整備し、航空便の再開を加速し、完備された産業チェーンと安定的なサプライチェーンを確保する。

(4)伝統的安全保障と非伝統的安全保障の確保を統合的に計画し、力を合わせて「3つの勢力」(極端な宗教勢力、民族分裂勢力、テロ勢力)に打撃を与え、食糧安全保障を確保する。

(5)引き続き団結して感染症と闘い、ワクチンや医薬品の研究開発協力を積極的に実施し、中国・中央アジア健康産業アライアンスを構築し、中央アジアに中国伝統医学センターを設立する。

(6)アフガニスタン情勢について適時足並みを揃え、アフガニスタンの平和的復興を促進し、ウズベキスタンが第4回アフガニスタン近隣諸国外相会合及びアフガニスタン問題ハイレベル国際会議を主催することを支持し、地域の安全と安定を維持する。

(7)教育、科学技術、芸術、スポーツ、観光、貧困削減などの分野で協力を深め、職業教育拠点「魯班工坊」を1国につき1ヶ所設置する「一国一坊」と文化センターの相互設立を推進する。

(8)グリーンで持続可能な発展を促進し、環境保護の経験と技術を共有し、人と自然が調和して共生する美しいふるさとを共同で築く。

(9)互いの核心的利益に関わる問題で引き続き支持し合い、グローバル安全保障イニシアティブとグローバル発展イニシアティブを共同で実践し、グローバル・ガバナンスに貢献する。

(10)「中国+中央アジア5ヶ国」協力体制を引き続き整え、政党、経済・貿易、投資、地方、シンクタンクなどの分野で積極的に交流と対話を行い、6ヶ国協力の潜在エネルギーを十分に発揮させる。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年6月9日