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中国の風雲気象衛星の新衛星、データ製品の共有を世界に開放

中国気象局の荘国泰局長はこのほど、世界気象機関(WMO)執行理事会第75回会合において、「風雲3号E星」「風雲4号B星」という2基の新しい風雲気象衛星の主要データ製品の共有を世界のユーザーに向けて開放すると発表した。人民網が伝えた。

風雲4号B星は2021年6月3日に打ち上げられた。中国新世代静止軌道気象衛星初の業務衛星で、250メートルの空間分解能により分刻みで地域のイメージング能力を持つ。

「黎明星」と呼ばれる風雲3号E星は21年7月5日に打ち上げられた。世界初の民間用トワイライト業務衛星で、新たに研究・製造された3台を含む11台のペイロードを搭載し、世界数値天気予報モデルの朝・夕方の衛星観測資料の不足を補った。

風雲3号E星、風雲4号B星及びその地上応用システムは今年6月1日に業務試験運営に移行した。

荘氏によると、中国は現在まで2世代・4タイプ・19基の風雲気象衛星を打ち上げており、うち7基が軌道上を周回中だ。WMOのグローバル業務応用気象衛星シリーズの重要な構成部分及び国際災害チャーターの当直衛星として、世界124ヶ国・地域にデータ製品・サービスを持続的に提供している。中国気象局は今後、引き続き風雲気象衛星を利用し、WMO及びそのメンバーの防災・減災や気候変動への対応に貢献する。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年6月22日