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中国初の交直流市内鉄道列車が運行開始

重慶江跳線の聖泉寺駅に止まっている交直流市内鉄道列車

中国全土初の交直流市内(郊外)鉄道となる重慶江跳線が8月6日、正式に開通し運営を開始した。同線を走る交直流市内鉄道列車は中車長春軌道客車股份有限公司(中車長客)が独自に開発したもので、交直流自動切り替え技術を採用し、交流と直流の2つの方式の電化区間によって切り替えて運行でき、郊外鉄道と都市鉄道交通の横断運行を実現でき、市民の移動の利便性を高める。

中車長客の技術者によると、給電方式と列車の限界が異なることから、地下鉄、モノレール、市内(郊外)鉄道の列車は通常、線路を跨ぐ運行が不可能だった。中車長客が開発した交直流市内鉄道列車は技術の壁を打破し、列車が1分内に数十の切り替え作業を行い、列車の交直流電化区間の運行を実現し、両方式で自在に切替でき、郊外鉄道と都市鉄道の相互接続を便利にする。

同列車はさらに業界で初めて開発されたもう一つの技術、速度120km/h級に適応する内蔵密閉ドア設計を持つ。それは、圧力波制御技術を使用し、トンネルに入る前に自動でエアコンの吹出口を閉じ、列車の密封性を高めることだ。そうすることで、圧力差による乗客の不快感を効果的に解決し、快適性を高める。

またこの列車は騒音分析・制御技術を駆使しており、列車運行中の線路周辺環境への影響を大幅に減らす。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年8月8日