清華大学中国発展計画研究院とデロイト・トウシュ・トーマツ中国法人が8日に共同で発表した報告書「国際交流の中心都市指数2022」によると、ロンドン、ニューヨーク、パリ、シンガポール、ソウル、香港、北京、東京、サンフランシスコ、コペンハーゲンがランキングのベスト10に入った。北京は中国大陸部の都市として唯一ベスト10入りを果たした。
同報告によると、主要な国際交流の中心都市をその発展の特色という角度からながめると、他の都市とは異なる差別化された発展の道のりを歩み、位置づけに特色があることがわかる。ニューヨーク、サンフランシスコは誘致力と影響力の指標において優れるとともに相対的にバランスが取れており、政治、経済、文化など複数の分野の中心として総合的な地位を示している。シンガポールやコペンハーゲンなどは誘致力と連携力の指標で優れている。一部の都市は個別の指標でとりわけ突出している。たとえば北京と東京はテクノロジーや文化などの分野で優位性を示し、対外的影響力でもランキングの上位に並んだ。
同報告によると、北京は影響力の指標で3位となり、その優位性を示している。北京は唯一無二の「夏冬五輪開催都市」であり、悠久の歴史を持つ千年の古都であり、世界文化遺産を最も多く擁する都市でもある。北京は中国トップレベルの経済政策資源と財政金融資源が集まり、グローバル経済の発展とグローバル資源の配置において極めて重要な役割を果たし、今回の評価の対象となった都市の中で世界のトップ500社の地域本部を最も多く擁するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年2月9日