厦門港海天ターミナルに停泊する貨物船「海豊基隆」号(撮影・曾意婷)。
貨物を満載した貨物船「海豊基隆」号が14日、厦門(アモイ)港海天埠頭をゆっくりと離れた。同船は地域的な包括的経済連携(RCEP)協定加盟国であるカンボジアのシアヌークビル港を直接目指す。今回の出航により、厦門港RCEP航路に新たな航路が追加された。人民網が報じた。
厦門港海天ターミナルに停泊する貨物船「海豊基隆」号(撮影・曾意婷)。
今回、厦門港の新航路となった「VTXS」航路は、厦門からカンボジア・シアヌークビル港までの直行航路で、従来の中継輸送方式よりも、所要時間が大幅に短縮されるうえ、荷主の物流コスト削減も可能となる。同路は、毎週月曜日に海天ターミナルに寄港し、厦門-ホーチミン-シアヌークビル-バンコク-リンチャバン-ホーチミン-厦門をめぐる。主な輸出品は、衣料品やシューズの工場半製品。復路では、ドラゴンフルーツやドリアン、バナナなどの果物を東南アジア諸国から輸送する。年間輸送量は1万5千TEU(20フィートコンテナ換算)に達するとみられている。
厦門港海天ターミナルに停泊する貨物船「海豊基隆」号(撮影・曾意婷)。
統計データによると、厦門港では、海外貿易航路133本と国内貿易航路42本が開通しており、世界53ヶ国の149港と結ばれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年3月17日