張家界苺茶試飲会が18日、人民日報社ニューメディアビルで開催された。人民網が伝えた。
湖南省張家界市永定区党委員会の朱法棟書記は試飲会で、「苺茶は武陵山脈に生育し、小葉種藤茶とも呼ばれる。新芽のフラボン含有量が高いため、『フラボンの王』と讃えられている。喉をすっきりさせ、肝臓を守るなど様々な効能がある。苺茶の主要生産地である張家界市永定区は『中国の苺茶の里』と呼ばれている」と紹介した。苺茶はアツバノブドウ科の植物で作られる。
近年、張家界市永定区は環境優先、標準牽引、ブランド経営を堅持し、苺茶産業のモデル転換と高度化を推進し続け、小さな茶葉を大きな産業に変え、湖南省の茶の香りを世界へと広めた。永定区は環境資源面の優位性を十分に活用して、苺茶を「一県一特産品」の主導産業として育成し、多数の「苺茶産業郷・鎮」を作り上げてきた。
現在、永定区全体で苺茶の栽培面積は約15万ムー(1ムーは約6.7アール)に達し、栽培面積1万ムー以上の苺茶郷・鎮を2つ擁し、省レベルの苺茶特色産業モデル園を4ヶ所、省レベルの苺茶種苗資源園、ハイレベル茶産業・観光産業融合的発展モデル園を2ヶ所完成させ、苺茶生産経営事業者129社を擁し、張家界苺茶国家現代農業産業パークなどの重点プロジェクトを多数立ち上げた。
2022年末時点で、現地の苺茶産業は総合生産額25億元(1元は約19.5円)を達成し、観光業に次ぐ第2のグリーン産業となった。
永定区の苺茶栽培面積は2025年には18万ムー以上にまで拡大し、「グリーン標準化モデル園認証」面積は15万ムー以上にまで拡大する見込みだ。また、苺茶地域高度加工センターを3ヶ所以上設置し、標準化とデジタル化を核心とする苺茶加工・生産システムを構築し、苺茶産業の総合生産額は100億元以上に達する見込みだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月19日