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外交部「日本は原発汚染水の処理において国際社会をミスリードしようとしている」

16:39, June 15, 2023 人民網日本語版
外交部「日本は原発汚染水の処理において国際社会をミスリードしようとしている」

外交部(外務省)の汪文斌報道官は14日の定例記者会見で、在中国日本大使館が13日に福島原発汚染水海洋放出問題について在中国の外国メディアに対するブリーフィングを行ったことについて、「日本は原発汚染水の海洋放出を強行する誤った決定を反省しないばかりか、またもや虚偽の情報をばらまき、国際世論を惑わそうとしている」とした。

報道によると、日本はブリーフィングで、両国で科学に基づいた専門家対話を行うという日本の提案を中国側が繰り返し拒否したことに対して遺憾の意を表し、中国がこの問題を日本に対する外交カードにしていると臆測している。日本はまた、「原発汚染水」という中国側の呼び方に懸念を示し、放出予定のトリチウムを含んだ「処理水」が安全であることを強調した。

汪報道官はこれに対し、「日本側は原発汚染水の処理問題について善意の協議原則に従わず、繰り返し国際社会をミスリードしようとしている。日本に本当に協議しようという誠意があるなら、海洋放出の停止を宣言し、隣国や太平洋島嶼国などの利害関係者が原発汚染水に対する独自のサンプリング分析を行うことを認め、海洋放出以外のあらゆる可能な処分方法を検討することに同意すべきである」とした。

また汪報道官は、「いわゆる『処理水』が本当に安全であるのなら、日本は環太平洋諸国にリスクを転嫁するのではなく、国内での処置を選択すべきである」とした。

「人民網日本語版」2023年6月15日