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ビル・ゲイツ氏が「ハイブリッド米の父」袁隆平氏を称賛

16:39, June 16, 2023 人民網日本語版

ビル&リンダ・ゲイツ財団の創設者ビル・ゲイツ氏が今月14日、4年ぶりに中国を訪問。そして15日に北京中関村東昇国際科学パークで講演を行った。その中で、ビル・ゲイツ氏は、「ハイブリッド米の父」と呼ばれる袁隆平氏を褒めたたえ、「人々の生活の質に影響を与えるカギとなる問題を解決し、世界の多くの人々が空腹を満たすことができるようになった」と語った。

ビル&メリンダ・ゲイツ財団が発表した講演内容の全文によると、ビル・ゲイツ氏は、「袁隆平氏の成果に、私はずっと注目している。彼は、世界初のハイブリッド米の品種を育成し、中国の農業や経済を変えただけでなく、世界の多くの人を助け、養った」と語った。

そして、「袁隆平氏は、50ヶ国以上の稲の科学者3000人以上を育成した。そしてこれらの科学者は経験を自国に持ち帰った。それにより、数十億人が生存し、発展することができた。これほどの革新的成果は唯一無二だ」とした。

ビル・ゲイツ氏によると、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は、中国と西アフリカの稲の科学者の協力展開をサポートしている。西アフリカ諸国で展開されている一部のテスト事業では、現地で50%の食糧増産を実現できる可能性があることが分かっている。このような協力のスタイルは、全世界で普及させる価値があるとしている。

またビル・ゲイツ氏は、アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)やテスラのイーロン・マスクCEOに続いて中国を訪問したビジネス界の大物となっている。新華社の以前の報道によると、ビル&メリンダ・ゲイツ財団は2007年に北京事務所を開設し、2008年に初の中国プログラムを始動した。2019年11月に中国を訪問した際、ビル・ゲイツ氏は中国が健康や貧困者支援の分野で上げている大きな成果や、中国が国際協力や世界の持続可能な発展を促進するうえで、多大な貢献をしていることを高く評価した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年6月16日