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北京の介護施設や食事支援ポイントを探すサイトが開設

16:44, June 28, 2023 人民網日本語版

北京市民政局が打ち出した「北京介護サービスサイト」が今月28日に正式に立ち上げられた。在宅介護や施設介護、北京市・天津市・河北省における介護といったコンテンツが設けられており、高齢者はサービスや施設をスムーズに探すことができるようになる。また、市場の主体もリソースや人材を効率よく探すことができ、介護サービスの需要と供給のマッチングを実現させている。

北京市民政局の郭漢橋副局長によると、現時点で、北京市の常住高齢者は約465万人と、常住人口全体の21.3%を占めている。北京市の戸籍を所有する高齢者は約414万人で、全体の29%を占めている。北京介護サービスサイトは、スマート介護サービスの需要と供給をマッチングさせるデジタル化プラットフォームで、介護サービス情報の非対称性や需要と供給のミスマッチングといった問題に焦点を合わせ、高齢者やその家族、各種介護サービス市場の主体、各種介護サービス人材にプロフェッショナルなサービスを提供できるよう取り組んでいる。

介護マップには「ワンタップ検索」機能も

北京介護サービスサイトには、北京市に登録されている介護施設574ヶ所、介護施設のベッド11万3000床、 介護サービスポイント1469ヶ所、高齢者向け食事サービスポイント1476ヶ所の情報が集められており、「検索」、「予約」、「問い合わせ」、「手続き」などのワンストップ型とオールプロセスサービスを実現している。高齢者はいつでも、どこでも自宅近くの介護サービスリソースを探すことができる。サイトには、介護マップ「ワンタップ検索」機能もあり、高齢者が手軽に自宅近くの介護サービスを探すことができるようになっている。

統計データによると、北京の高齢者の99%が在宅介護を選択している。プラットフォームの「在宅介護」コンテンツでは、高齢者やその家族がオンラインで在宅ケアや家事サポート、通院サポートといった13種類98項目の在宅介護サービスを閲覧したり、利用したりすることができる。また、北京市の介護サービスポイントを探して、自宅近くで、オフライン食事支援や入浴サポートといったシルバーサービスを利用することもできる。

介護サービスの需要と供給のマッチングを実現

スマート介護サービスデジタル化プラットフォームとなる北京介護サービスサイトは、高齢者だけでなく、各種市場の主体にもサービスを提供している。

サイトの「提携する」のコンテンツには、高齢者向けリフォームや高齢者向け食事支援、スマート介護、医療・介護セットの4種類のタイプの介護サービスリソースが集められており、サービス業者が提携先を探すことができるようになっている。サイトを通して、各種市場の主体は提携先や人材を探すこともできる。また、介護職員や介護サービスを専門に学んだ大学卒業生などもサイトを通して求人に応募したり、関連のスキルを学んだりすることができるようになっている。各種介護ボランティアもサイトを通してサービスプロジェクトを検索し、ボランティアに参加することができる。

プラットフォームにはこのほかにも、「北京市・天津市・河北省」という特設コンテンツもあり、この3エリアの介護サービス政策、特に居住地以外の場所で受けることのできる介護関連のサポート政策がそこで発表されるため、3エリアの優良介護施設の詳しい状況を知ることができ、3エリアの介護サービスリソースのマッチングや共有をバックアップするほか、高齢者にさらに多くの介護の選択肢が提供される。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年6月28日