第1回中国国際サプライチェーン促進博覧会(以下「サプライチェーン博覧会」)の日本での宣伝・プロモーションイベントが11日、オンラインとオフラインを組み合わせた形式で開催された。イベントでは、北京のメイン会場と東京及び大阪、名古屋のサブ会場が設けられた。人民網が伝えた。
東京会場と各会場をオンラインで結んで行われた日本での宣伝・プロモーションイベント(撮影・許可)。
中国国際貿易促進委員会(以下「中国貿促会」)が主催する第1回サプライチェーン博覧会は、今年11月28日から12月2日に北京で開催される。テーマは「世界をつなぎ、共に未来を創る」で、スマートカー、グリーン農業、クリーンエネルギー、デジタルテクノロジー、健康生活の五大チェーンの展示エリアと、現代物流などサプライチェーンサービスの展示エリアが設置される。
オンラインで挨拶する中国貿促会の柯良棟副会長(写真提供・中国貿促会)。
中国貿促会の柯良棟副会長はオンラインで挨拶し、「第1回サプライチェーン博覧会の展示総面積は10万平方メートルを超え、企業300社以上が出展する予定であり、専門バイヤーと来場者の数は延べ10万人以上と予想され、50ヶ国・地域をカバーすると見られている。開催期間中は、開幕式ならびにグローバルサプライチェーン革新発展サミットを開催する予定で、5大チェーンをめぐり5つのテーマ別分科会を開催するほか、需給マッチング会、業界交流シンポジウム、新製品発表会など一連の関連イベントを実施する。サプライチェーン博覧会は、世界の関連産業チェーン・サプライチェーンの各段階において最も代表性を備え、最も特色ある企業を招く予定で、世界からの出展企業とバイヤーに対して、専門的で国際化されたトータルチェーンかつワンストップのサービスを提供する」と述べた。
イベント会場で挨拶する日本国貿促の安田真人専務理事(撮影・許可)。
日本国際貿易促進協会(以下「日本国貿促」)の安田真人専務理事は、「日本国貿促と中国貿促会は70年近く友好協力関係にあり、一貫して両国の経済貿易協力の発展促進に努めてきた。7月3日から6日にかけて、日本国貿促の河野洋平会長が代表団を率いて訪中し、中国政府と両国の経済貿易協力強化について意見交換を行った。今回中国貿促会が主催する第1回サプライチェーン博覧会は原材料や物流、小売りなど複数の分野に及んでいる。より多くの日本企業が積極的に出展し、サプライチェーン博覧会が双方の経済貿易協力を推進する重要な場となることを願っている」と述べた。
オンラインで挨拶する在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使(写真提供・在日本中国大使館経済商務処)。
在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使はオンラインで挨拶し、「中国が第1回サプライチェーン博覧会を開催することは、中国は開放の扉をますます大きく開いていくという誠実な意向を十分に示すものであり、中国が開放型世界経済の構築を推進するという大国としての責任感も示している。中日両国は経済面での相互補完性が強く、産業チェーン・サプライチェーンが高度に融合している。より多くの日本経済界の友人が積極的に第1回サプライチェーン博覧会に出展もしくは参加し、中国の経済発展の成果を共有し、国際貿易を拡大し、協力のビジネスチャンスを共有し、手を携えて世界経済の回復・成長と経済グローバル化の発展を推進することを歓迎する」と述べた。
イベントでは、第1回サプライチェーン博覧会のプロモーション動画が放映された。また、実施団体である中国国際展覧中心集団有限公司の馬力副総裁が、第1回サプライチェーン博覧会の関連状況に関する詳細な説明を行った。イベント後、出席者らは博覧会に関連した協力機会について積極的に質問していた。
今回の日本での宣伝・プロモーションイベントでは、中国貿促会駐日本代表処の史銘首席代表が司会を務めた。イベントには中国貿促会の柯良棟副会長、在日本中国大使館の宋耀明経済商務公使、日本国貿促の安田真人専務理事、日本・経済産業省製造産業局の川渕英雄参事官、日中経済貿易センターの池田稔副理事長、東海日中貿易センターの大野大介専務理事、中国貿促会展覧管理部の舒寰副部長、中国国際展覧中心集団の馬力副総裁ら来賓を含む70人余りが出席した。
サプライチェーンをテーマとする世界初の国家レベル博覧会であるサプライチェーン博覧会は、共に建設し、共に促進し、共に分かち合うことを堅持し、革新・協調・グリーン・開放・共有という新発展理念を堅持し、川上・川中・川下をつなぎ、大中小企業を結びつけ、「産学研用」(生産・学習・科学研究・実践運用)が協同し、中国と外国の企業のインタラクションを図るオープンな国際協力の場となる。(編集AK)
「人民網日本語版」2023年7月12日