「一帯一路」ニュースネットワーク

「一帯一路」ニュースネットワーク>>ニュースルーム

新入生の「揚州に来て最初の揚州チャーハン」は入学先の大学が独自開発したお米で!

16:46, August 01, 2023 人民網日本語版

江蘇省の揚州大学農学院ではこのほど、合格通知書を発送した。その通知書には、米の入った小さな袋と揚州チャーハンの引換券も同封されていた。揚州チャーハンは揚州の名物料理。同大学の新入生は入学後、この引換券を使えば、大学の学生食堂で揚州に来てから最初の「揚州チャーハン」を食べることができる。

同大学ではさらに、新入生向けにある課題を出している。新入生が食堂で食べるチャーハンには、3つの品種の米を使って作ったチャーハンが別々に盛られている。新入生向けの課題とは、3種類全てを味見した後、「一番チャーハンに合っている」と思う品種を選び、QRコードをスキャンして答えを提出するという「米の食べ比べチャレンジ」だ。

実は、新入生向けの揚州チャーハンに使われる米は、揚州大学農学院・海安稲麦科技小院が独自に研究開発して生産している品種だという。

同学院の共産党員修士・博士テクノロジー農業実践サポート実践チームのメンバーは夏休みを利用して、9品種の米の味と品質を評価している。チームの責任者・周沈琪さんは、「香りや外観、おいしさ、冷めた後の品質といった特徴に基づいて、9品種の米の官能評価を行い、さらにたんぱく質やアミロースなどの物理・化学指標も参照して、最終的に口当たりや風味の良い3品種をチャーハンに使う米として選んだ。新入生が『食べ比べチャレンジ』に参加した後も、チャーハンに最も合う米の品種を選ぶという私たちの研究に加わってくれることを願っている」としている。

新入生にも研究に参加してもらう理由について、海安稲麦科技小院の責任者を務める、揚州大学農学院の魏海燕副院長は、「米の品質改良は、農家がどれほど生産できるか、消費者の食卓にどれだけ並ぶかが基準となる。新入生には、真剣に食べ比べをして課題をクリアし、先輩らの『気持ち』をしっかりと汲み取って、それに応えてほしい」と語る。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年8月1日