外交部(外務省)の汪文斌報道官は28日の定例記者会見で、BRICSの加盟国拡大について質問に答えた。
汪報道官は「BRICSの加盟国拡大は歴史の発展の潮流に沿い、発展途上国の一致した意向に呼応したものであり、必ずや世界の多極化と国際関係の民主化を力強く推進し、世界の政治・経済ガバナンスシステムのより公正で合理的な方向への発展を力強く後押しし、国際問題における新興国と発展途上国の代表権と発言権を力強く高めることになる」と指摘。
「BRICS協力が開放・包摂、互恵・ウィンウィンを提唱しているのは、共同発展と普遍的繁栄を実現するためであり、陣営対立は行わず、『小集団』とは本質的に異なる。BRICS体制が勢い良く発展することは、南南協力プラットフォームの拡大であり、平和を維持する勢力の強化であり、世界の正義のパワーの拡大であり、発展途上国の団結と協力における新たな重要な一里塚であり、圧倒的多数の国々から歓迎されている。我々はBRICSのパートナーと共に、引き続きBRICSの戦略的パートナーシップを深め、『BRICSプラス』協力モデルを拡大し、政治・安全保障、経済・貿易・財政・金融、人的・文化的交流の『三輪駆動』協力枠組みを拡充し、新興国と発展途上国が団結・協力して発展を図る新たな章を記し続け、人類運命共同体の構築を後押しするために力を捧げる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年8月29日