福島第一原発の汚染水海洋放出は、日本に住む人々にどのように影響し、彼らはどのように感じているのか?中国中央テレビ局(CCTV)では、そんな福島の人々を取材した。
10匹の猫と暮らしている吉田美恵子さん(73)の自宅は、福島県南相馬市小高区にあり、福島第一原発から直線距離で20キロも離れていない。福島原発事故後、避難のために故郷を離れ、5年後、再び故郷に戻った吉田さんは、人々が避難のために被災地を離れたとき、多くの家畜が餓死を余儀なくされただけでなく、多くのペットの犬や猫も捨てられ、核汚染によって被害を受けたのは人間だけでなく、罪のない動物たちもいたことを知ったという。
吉田さんは、日本政府と東京電力の汚染水の海洋放出はまったく身勝手なものだとしている。
福島原発事故から12年、福島の人々は多くのことを経験し、耐えてきた。人間だけでなく、福島の大地と海に存在するすべての生命が尊重されるべきなのではないだろうか。
「人民網日本語版」2023年8月25日