写真提供・瀋陽日報
荷物が重いときに携帯電話で呼べば、自動運転のシャトルバスがすぐ迎えに来て、自宅の建物入り口まで送り届けてくれる。団地の庭には、自動運転警備車が360度全方向の巡回運転中で、見知らぬ人を自動識別し、住民の安全を守り、バックグラウンドシステムを通じて、緊急事態が起これば自動的に警報を発する。車体にはワイヤレス赤外線システムが搭載され、住民をよけて移動することができ、走行の安全が保証されている。自動運転清掃車は自動的に移動して道路を清掃し、住民に清潔な環境を提供する。さらに自動運転販売車もあり、種類の豊富な商品を積み込んでいる上、冷蔵機能もあり、住民はいつでもミニプログラムを登録して買い物をすることができ、買い物すると車が指定の場所まで商品を届けてくれる……。
これは「未来のシーン」ではなく、すでにある「現実のシーン」だ。9月8日に遼寧省瀋陽市和平区の九洲御璟団地で、こんな「スマートシティ+自動運転」のシーンがお披露目され、国家北斗地理データ遼寧サブセンターの遼寧北斗産業パークにおける応用シーンスタートし、東北地域初の自動運転が体験できるスマート団地が同区に誕生した。
今回投入された自動運転車両は、自動運転シャトルバス、自動運転販売車、自動運転清掃車、自動運転警備車など計6種類ある。すべて先端の車載センサー、コントローラー、アクチュエーターなどを搭載し、現代の通信・ネットワーク技術を融合して、車と人、道路、クラウドプラットフォームなどとのスマート情報交換・共有を実現し、複雑な環境での感知、スマート意思決定、協同コントロールなどの機能も備え、安全・快適・省エネ・高効率の走行を実現した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年9月12日