中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて、今年は9月29日から10月6日まで8連休となる中国。中国国務院新聞弁公室が21日午前に開いた記者会見で、交通運輸部(省)運輸服務司の責任者・王繍春氏は、8連休中、7人乗り以下の小型乗用車を対象に全国の高速道路の通行が無料になることを明らかにした。無料となる時間帯は9月29日0時から10月6日24時まで。
連休中の交通・移動のパターンや連休の長さ、天候、第19回杭州アジア競技大会(杭州アジア大会)開催といった要素を総合的に考慮すると、8連休中に道路を利用して移動する人がかなり多くなると予想されている。中国全土の高速道路を利用する車両は2022年同期と比べて4割以上増えると予想されている。連休初日となる今月29日だけを見ても、過去最多数を更新する見込みだ。
また、8連休中、移動する人が多い地域は、中心都市や重点観光都市など、一部の地域に集中しそうだ。具体的には、京津冀エリア(北京市・天津市・河北省)や長江デルタエリア、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市クラスター)、成渝(成都・重慶)地区ダブルシティ経済圏などの道路網がかなり混雑すると予想されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月22日