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中国国家林草局は21日、同局などが共同で発表した国家植物園体系レイアウト案には、既存する国家植物園2ヶ所をベースに、候補地としてさらに14ヶ所を厳選して組み入れたことを明らかにした。これにより中国の特色を備え、世界的にも一流の、万物が調和する国家植物園体系を段階的に構築していくことになる。新華社が報じた。
国家植物園体系建設目標に基づいて、2025年をめどに、新たに国家植物園を5ヶ所ほど設置し、70%以上の国家重点保護野生植物、55%以上の希少絶滅危惧野生植物を生息域外保全し、協調した効率的な国家植物園管理メカニズムをおおよそ確立する計画だ。そして、2035年をめどに、国家植物園を10ヶ所ほど設置し、80%以上の国家重点保護野生植物、70%以上の希少絶滅危惧野生植物を効果的に生息域外保全し、整備された国家植物園体系をほぼ構築する計画だ。
2021年10月12日に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の首脳サミットで、中国は生息域内保全と生息域外保全を結びつけることを全体的に統括する原則に基づき、北京市や広州市などで国家植物園体系を構築することに言及した。そして、2022年、北京と広州において、全国に先駆けて国家植物園が発足させた。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年9月22日