中国の傅聡・駐EU大使はこのほど「一帯一路」(the Belt and Road)10周年シンポジウムに出席した際、「『一帯一路』はすでに世界で最も範囲が広く、最も規模が大きい国際協力プラットフォーム及び国際公共財となっており、『一帯一路』共同建設は中国に幸福をもたらすだけでなく、世界に恩恵を及ぼしている」と強調した。中国新聞社が伝えた。
統計によると、今年6月時点で、すでに中国は150ヶ国・32の国際機関と200件余りの「一帯一路」協力文書に署名し、1兆ドル(1ドルは約147.6円)近くの投資を牽引し、3000件余りの協力プロジェクトを立ち上げ、沿線諸国に42万人の雇用を創出し、4000万人近くを貧困から脱却させた。
ベルギーに本拠を置く欧州の著名なシンクタンク「ブリューゲル」の報告書は、過去10年間で「一帯一路」イニシアティブは世界経済の衰退、新型コロナのパンデミックによる打撃など多重の試練に耐え、世界規模で「かなり前向きな評価」を得ていると指摘した。
傅大使は「『一帯一路』イニシアティブは中国が最初に発起したが、中国の『独唱』では決してなく、沿線諸国の『大合唱』だと言える。中国の『一帯一路』イニシアティブとEUの『グローバル・ゲートウェイ』構想は対立関係にあるのではなく、相互補完性を持っている。中国側は開かれた姿勢で、『一帯一路』イニシアティブと『グローバル・ゲートウェイ』構想の連携の形をEU側と議論し、中国・EU協力の深化のために空間を切り開くことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年9月22日