第19回アジア競技大会(杭州アジア大会)のテニス競技会場で最近、ロボット犬数台によるパフォーマンスが行われ、ロボット犬たちは整列して入場し、一糸乱れぬ息の合ったダンスで選手に声援を送った。この様子に、ネットユーザーからは「テクノロジー感が半端ない!」と大きな声が上がった。
このかわいいロボット犬は応援団になるだけでなく、競技用の円盤を運ぶこともできる。
10月1日、同大会の陸上競技の円盤投げの試合で、数台のロボット犬が走り回って円盤を運んでいた。4本の脚で忙しそうに動き、任務を終えると自分から「伏せ」をして場内で次の指示を待っていた。
スポーツ競技の中でロボット犬が円盤を運ぶのは、これが世界で初めてのことだ。ロボット犬の構造は犬に似ており、業界では4足歩行ロボットとも呼ばれる。小型タイプは座ることができ、最新タイプは数を数える、翻訳する、道案内をすることもできる。
競技場でロボット犬を使用するのはなぜか。関係スタッフは、「ロボット犬の動くスピードは人間のジョギングくらいで、人の代わりに円盤を追いかけて走ることができる。円盤を運ぶロボット犬は背中にホルダーがあって、1-2キログラムの円盤を載せられる。スタッフはここに円盤を置くだけでいい」と説明した。
これまでの円盤投げの試合では、円盤を回収する係員が1試合に7000メートル以上も走り回らなくてはならなかったが、ロボット犬が回収すれば係員は体力的にかなり楽になる。
競技場の中だけでなく、外でもかわいいロボット犬に会えるチャンスがある。
ロボット犬はあいさつができる。
握手だってできる。
ハートマークを作ることもできる。
大型の国際スポーツイベントで「中国スマート製造」をより多く紹介するため、ロボット犬たちは努力を重ね、やり投げの槍やハンマー投げのハンマーなどのスポーツ機材を運ぶことを学習しているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月4日