10月8日午前、東南アジア産のフルーツやゴム、雲南省の特色ある商品を満載した貨物列車が、雲南省昆明市呈貢区にある王家営西駅を出発した。予定では82時間後に上海市に到着する。これにより国際定期貨物列車の「上海・雲南・メコン線」が正式に開通した。新華網が伝えた。
10月8日、雲南省昆明市の王家営西駅を出発した「上海・雲南・メコン線」の国際定期貨物列車。
同路線は既存の中国ラオス鉄道と滬昆(上海〜昆明)高速鉄道を利用して開通した路線で、上海、昆明、ミャンマーの首都ビエンチャンを結ぶ双方向運行を実現した。また同路線は中国の東部沿海地域、内陸地域、西部国境地域と東南アジア諸国の市場をつなぎ、中国ラオス鉄道の輸送力を向上させ、貨物輸送コストを引き下げ、鉄道沿線エリアの経済貿易の発展を力強く牽引するものとなる。
中国ラオス鉄道は「一帯一路」(the Belt and Road)のシンボルプロジェクトとして、2021年12月3日の開通から今日までに、中国の25省(自治区・直轄市)が同鉄道の国際貨物列車を相次いで開通させた。今年は10月3日時点で、同鉄道が輸送した貨物は累計2680万トン以上に達し、貨物の種類は2700種類以上に増え、輸送の範囲はラオス、タイ、ベトナム、ミャンマーなど「一帯一路」を共同建設する12の国・地域に広がった。同鉄道は今や中国内外をつなぎ、周辺地域に波及し、双方向の支援を実現し、安全で効率の高い国際物流ゴールデンルートになった。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月9日