中国聯通日本オペレーション新商品発表会「nice to CU」の様子(撮影・許可)。
中国聯通日本オペレーションの新商品発表会「nice to CU」がこのほど、東京で行われた。在日中国企業協会の王家馴会長や中国国際貿易促進委員会駐日本代表処の史銘首席代表のほか、在日中国系企業、日本の経済界、メディア代表らが出席した。人民網が報じた。
デモンストレーションや動画で新商品の紹介を行う主催者(撮影・許可)。
発表会で、主催者は中国聯通日本オペレーションが打ち出した越境モバイル通信市場の新商品となる「チョコプランSIMカード」を紹介した。「チョコプランSIMカード」とは、中国と日本両方でデータ通信や音声通話、ショートメッセージといったサービスを使用することができる携帯電話SIMカード。同商品を、日本でスマホに挿入してアクティベートした後、中国のアプリをインストールして登録を済ませておけば、中国に行ってから旅行やショッピング、グルメ、娯楽を便利に楽しむことができる。このSIMカードは、アジアや欧州、オセアニアの26ヶ国・地域でパケットや音声通話、ショートメッセージといったサービスをカバーしているほか、eSIM機能にも対応しており、スキャンするだけで利用できる。eSIM機能を利用すると、1台で2つの電話番号を利用でき、消費者のニーズを全方位的に満たしている。
王会長は挨拶の中で、「中国聯通日本オペレーションは、努力を重ね、海外の中国系企業や中国に進出している日系企業にさらにハイクオリティのサービスを提供し、中日両国の通信事業の繁栄と発展に知恵と力を注いでいる」と称えた。
中国聯通日本オペレーションの宋煊代表取締役社長は、「当社は中日両国の越境通信に最も質の高いサービスと保障を提供している。世界の通信キャリアと緊密に協力し、新しいデジタル決済エコシステムを構築し、電気通信業界のイノベーションと持続可能な発展を促進するために貢献している。今回新商品として仮想移動体通信事業者(MVNO)業務とモノのインターネット(IoT)プラットホームのソリューションを打ち出した。これにより消費者の悩みを解決し、ニーズを満たすと同時に、日本の越境MVNO市場に新たな活力を注入し、IoT業界の持続可能な発展に積極的にアプローチしていきたい」とした。
中国太平保険サービス日本株式会社の謝丹董事副総経理は、「チョコプランSIMカード」の1人目のユーザーとして、発表会で調印式を行った。そして、CUniqシリーズの商品の体験談として、「ネットカバー率や海外でのネットワーク切り替え、ネットのスピード、購入ルート、カスタマーサービスといった面で優れている」と評価した。
IoT技術に対する意見交換を行う業界の専門家たち(撮影・許可)。
さらに同日行われた越境IoTをテーマにしたフォーラムでは、主催者が業界の専門家たちを招き、IoT技術の発展の動向やビジネススタイルのイノベーション、セキュリティなどについて、意見を交換した。フォーラムを通じてIoT技術に対する理解が深められたほか、業界の交流と協力が促進された。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月9日