「一帯一路」ニュースネットワーク

「一帯一路」ニュースネットワーク>>ニュースルーム

2022年の中国の出生数は956万人 第2子が約4割

16:06, October 13, 2023 人民網日本語版

中国国家衛生健康委員会は今月12日、「2022年中国衛生健康事業発展統計公報」(以下、「公報」)を発表した。

2022年の医療機関での受診者数は84.2億人

「公報」によると、2022年、中国全土の医療衛生機関を受診した人の数は延べ84億2000万人と、前年比でほぼ横ばいだった。これは住民一人当たり一年で平均6回受診した計算になる。中国全土の医療衛生機関に入院した人の数は延べ2億4686万人と、前年比でほぼ横ばいで、住民の入院率は17.5%だった。また、中国政府が投じる資金は増加の一途をたどっており、医療衛生資源の質が向上し、拡大しているほか、衛生サービス体系が継続的に整備され、「健康中国」の建設が着実に進んでいる。

2022年末の時点で、中国全土の医療衛生機関の数は103万2918機関と、前年比1983機関増となった。中国全土の医療衛生機関の病床数は975万床で、人口1千人当たりの数は、2021年の6.70床から6.92床に上昇した。中国全土の衛生スタッフは1441万1000人と、前年比42.5万人増(3.0%増)だった。

2022年の出生数は956万人 第2子が約4割

2022年、中国全土の出生数は956万人だった。うち第2子が全体の38.9%、第3子以上が15.0%を占めた。出生性比(生まれた子の男子の女子に対する比率)は111.1だった。2022年、中国全土の託児サービス機関の総数は7万5700機関だった。受け入れ可能な児童の数は362万4000人で、人口1千人当たり2.57の計算になる。

妊婦・乳児の健康に関係するデータを見ると、2022年、中国の妊婦の出産前診察率は97.9%、出産後診察率は96.5%だった。前年と比べると、割合はいずれも上昇している。2022年、中国全土の入院分娩率は99.94%だった。ほぼ全ての妊婦が入院して分娩していることになる。

中国全土の妊婦や乳児・児童の健康モニタリングデータによると、2022年、中国の5歳以下の児童の死亡率は6.8‰、乳児の死亡率は4.9‰、妊産婦死亡率は10万人当たり15.7人と、いずれの割合もさまざまな程度で下降した。

2022年、中国全土の計画的に妊娠した夫婦816万8000人に無料で検査が実施された。ターゲットグループに対するカバー率は91.8%だった。リスクが検出された全ての人に、的を絞った相談、指導、治療、転院といったサービスが提供された。妊娠前に予防策が実施されたことで、先天性疾患のリスクが効果的に低減した。(編集KN)

「人民網日本語版」2023年10月13日