黒竜江省斉斉哈爾(チチハル)市扎竜(ジャロン)鎮吐木柯村に住む男性・張再坤さんの家の庭には最近、毎日決まった時間にタンチョウがやって来る。このタンチョウはつい先ごろ、足に怪我を負った状態で、張さんの家の玄関付近をウロウロと行き来していたため、張さんの妻がトウモロコシや水をあげていた。そんなことが続き、いつの間にかタンチョウがしょっちゅうやって来るようになったという。中央テレビニュースが報じた。
このタンチョウが来るときは決まって朝にやって来て、夜になると帰っていく。それはまるで出勤するサラリーマンのように正確なのだという。しかも張さん一家に対してはすっかり慣れてしまい、安心しきった様子で庭で昼寝をすることもあり、その様子はとても可愛らしい。張さんによると、「近くの保護区の職員もよくうちにやって来ては、タンチョウに魚をあげたり、体調をチェックしたり、治療をしたりしている。足の怪我はほぼ治った。完全に回復したら、管理スタッフが保護区へ連れ帰る予定になっている」のだという。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月13日