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中国交通運輸部(省)のデータによると、今年1月から8月までに、中国で新たに改良工事が行われた農村の道路の長さは合わせて9万7000キロで、年間目標の75%を達成した。農村の道路建設が着実に進んでおり、便利で効率的、人々に恩恵をもたらす農村道路網が完成しつつある。中央テレビニュースが報じた。
中国全土を縦横無尽に走る農村の道路は、都市や村と繋がっており、そこには数多くの農民の「農村振興」という期待が込められている。例えば、山西省では、交通と観光を結び付け、各観光地までの道路が繋がったことで、都市と農村が連結するようになった。河南省では、農村の小さな村にまで舗装された道路を伸ばすプロジェクトが実施され、20世帯以上が住む17万9000ヶ所の自然村に舗装された道路が通るようになった。江蘇省では、条件を満たす行政村の片道二車線4級道路のカバー率が100%に達している。また、90%以上の農村道路が「優良道路」で、村々に美しい農村の道路が伸びる状態をほぼ実現している。
交通運輸部公路局農村処の楊勇処長は、「小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的な完成を目指すうえで、交通アクセスが原因で『脱落』してしまう地域が一つもないようにするという厳粛な約束をした。2012年の中国共産党第18回全国代表大会以来、中国全土で新たに改良工事が行われた農村の道路の長さは約270万キロで、約1100郷・鎮、10万以上の建制村(省市級国家機関による承認を経て設置された村)の道路の舗装をめぐる難題が解決され、中国全土の農村の道路全てが管理・メンテナンスの範囲に組み込まれている」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月12日