外交部(外務省)の12日の定例記者会見で、汪文斌報道官が「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブに関する質問に答えた。
「世界の共同発展の実現に対して『一帯一路』共同建設の持つ重要な意義を、中国側はどう見ているか」との質問に対し、汪報道官は「発展は人類社会にとって永遠のテーマだ。発展におけるボトルネックの解消、南北格差の縮小、発展における苦境からの脱却は、国際社会の直面する突出した課題だ。『一帯一路』イニシアティブは世界各国のために共同発展・繁栄の道を敷き、中国の大国としての責任感を示した」と説明。
「過去10年間、『一帯一路』共同建設イニシアティブは『共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う』原則を堅持し、高水準、持続可能、民生重視を目標に、コネクティビティという発展を制約する最大のボトルネックの解消に力を入れてきた。中国―ラオス鉄道、ジャカルタ―バンドン高速鉄道、ハンガリー―セルビア鉄道、ピレウス港といった象徴的プロジェクト多数を次々と完成させ、運行・運用を開始し、国際定期貨物列車『中欧班列』はアジア欧州の陸上輸送に新たなルートを切り開き、国際航路網『シルクロード海運』は世界中にあまねく及んでいる。道路、鉄道、航路の1本1本が、交通・運輸状況を極めて大きく改善し、より効率的な貿易網を構築し、共同建設国の世界市場進出コストを効果的に引き下げ、振興への道を歩み出す助けとなっている」とした。
また「中国は第3回『一帯一路』国際協力サミットフォーラムの開催を契機に、国際社会と共に経験を総括し、青写真を描き、『一帯一路』が世界を平和的発展、協力・ウィンウィンという明るい未来へと導くようにすることを望んでいる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月13日