中国国家エネルギー局のウェブサイトによると、同局は16日、今年9月の社会全体の電気使用量などのデータを発表した。
それによると、9月の社会全体の電気使用量は前年同期比9.9%増の7811億キロワット時(kWh)だった。産業別に見ると、第一次産業が同8.6%増の117億kWh、第二次産業が同8.7%増の5192億kWh、第三次産業が同16.9%増の1467億kWh。また都市部・農村部住民の生活用電気使用量は同6.6%増の1035億kWhだった。
1-9月の社会全体の電気使用量は累計で同5.6%増の6兆8637億kWhとなった。産業別では、第一次産業が同11.3%増の976億kWh、第二次産業が同5.5%増の4兆4703億kWh、第三次産業が同10.1%増の1兆2546億kWh。都市部・農村部住民の生活用電気使用量は同0.5%増の1兆412億kWhだった。
電気使用量は社会・経済の発展状況を知るための「バロメーター」だ。見たところ、9月の成長率9.9%は、社会全体の電気使用量の成長率として今年3月以降で最も高い数字だ。比較の対象となる前年同期の電気使用量が少なかったことが、今年9月に成長率が著しく上昇した原因の一つと考えられる。昨年9月の社会全体の電気使用量は同0.9%増の7092億kWhだった。
中国電力企業聯合会は、2023年の社会全体の電気使用量は同約6%増の9兆1500億kWhに達すると予測している。同聯合会の統計・データセンターの蒋徳斌副センター長は以前、「下半期の全体的な電力消費傾向の特徴としては、成長率が上半期よりもさらに回復上昇して、中高速成長を実現するだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月17日