「国務院の金融活動状況に関する報告」は21日、第14期全国人民代表大会(全人代)での審議に提出された。同報告は、2023年1-9月の人民元の越境収支の規模は前年同期比23%増の39兆元(1元は約20.5円)に達し、人民元は中国が国境を越えて収支で使用される第一の通貨になったことを示している。
同報告は22年第4四半期(10-12月)以降の金融活動の状況を紹介している。それによると、23年に入ってから、金融機関の預金準備率は引き下げ調整が2回行われて累計0.5ポイント低下し、投入された長期の流動性は1兆元を超えた。金融機関が貸出の規模を適切に保ち、テンポが安定するように誘導した。23年9月末現在、広義マネーサプライ(M2)は前年同期比で10.3%増加し、社会融資総量のストックは同9.0%増加し、物価の安定を維持しながら経済の回復を力強く支えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年10月23日