今月24日、二十四節気の18番目「霜降」を迎えた。秋の最後の節気で、空は高くなって空気が澄み、紅葉も進んで秋の景色が広がり、朝晩は冷え込みが厳しくなるため、露が凍って霜が降りだす頃となる。
「霜降」を迎えると、寒気の活動が日に日に活発になり、昼夜の温度差がさらに大きくなり、露が凍って霜になり、植物の葉や茎、地面には付着し、朝日を受けてキラキラ光るようになる。
「霜が降りると柿が熟して濃いオレンジ色になる」と言われるように、「霜降」は柿が食べ頃を迎える。この時期の柿は色鮮やかで、栄養も豊富。柿を食べると、肌の健康維持や整腸作用が期待できるなど、いいことがたくさんあるため、柿の食べ方が最近、話題となっている。
また冷え込みが厳しくなり始め、冬が近づいているため、「霜降」は、健康管理に注意する必要がある時期ともなる。気温が低く、空気が乾燥しがちになるこの時期に、肺を潤し、体を温める食品を食べると、空気の乾燥に対処し、冷えを予防できる。
【全国コーデの悩み解決マップ】 北方エリアでは1日の間に「秋」と「冬」
中国天気が作成した「全国コーデの悩み解決マップ」を見ると、例年、「霜降」の頃になると、新疆維吾爾(ウイグル)自治区中・南部や寧夏回族自治区、青海省北部、陝西省北部、山西省南部、四川省西部、西蔵(チベット)自治区の一部の地域では、昼夜の温度差が15度以上になり、1日の間に「秋」と「冬」を体験することになる。
東北エリアや内蒙古(内モンゴル)自治区、華北エリア、黄淮エリア、西蔵自治区、雲南省、江西省の大部分では昼夜の温度差が10-15度となり、熱かったり寒かったりする1日となる。特に華北エリアや黄淮エリアでは、晴れる日が多く、日中は日差しが強く気温がグングン上がり、ロングTシャツで過ごすことができるものの、朝晩は気温が低く、外出する際は、1枚1枚着たり脱いだりできる「玉ねぎ型」のコーディネートを心がけよう。
江蘇省や上海、湖南省、広東省、広西壮(チワン)族自治区、貴州省、重慶の大部分などは、昼夜の温度差が10度以下で、最高気温が依然として25度以上となる可能性がある。日中に外出すると、日差しが強く、夏のような暑さを感じ、気温の変化も小さいため、服装にはあまり悩む必要がない。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月24日