美香(メイシャン)
米ワシントンのスミソニアン国立動物園で暮らすジャイアントパンダの「美香(メイシャン)」、「添添(ティエンティエン)」、「小奇跡(シャオチージー)」の3頭は11月、チャーター機で中国に帰国することになっている。中国返還を前に、同動物園はこのほど、最後のメディアとの対面会を開催し、動物園の科学研究専門家やパンダファンらも駆けつけて別れを惜しんだ。
報道によると、スミソニアン国立動物園は現地時間10月25日、おやつの準備や慣れ親しんだ飼育員の選出など、パンダ3頭の帰国の準備を進めていた。3頭は11月、ボーイング777の専用機で中国に帰国することになっている。管理者は「『美香』と『添添』は2000年に米国に来たので、ここで23年暮らしたことになる。『美香』は元気な赤ちゃんを4匹産んだ。そのうちの1匹が2020年に生まれた『小奇跡』だ」と説明する。
3頭の健康状態は良好で、高齢のパンダによく見られる病気も、動物園によって治療とケアが行われているという。スムーズに輸送が行われ、3頭が無事帰国することができるよう、中国と米国は現在、関連の手続きを進めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年10月31日