習近平国家主席は10月25日、国賓として中国を訪問したコロンビアのペトロ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両国首脳は、両国関係を戦略的パートナーシップに格上げすることを宣言した。新華社が伝えた。
習主席は会談で、「中国とコロンビアの戦略的パートナーシップの構築は、両国各界の長期にわたる努力の結果であり、双方間の相互信頼と協力による自然な流れの現れでもあり、双方はこれを一層大切にし、絶えず豊かにし、発展させていく必要がある。中国はコロンビアと共に、両国の戦略的パートナーシップを推進して両国民により良く幸福をもたらし、世界の平和と発展にプラスのエネルギーを注ぐことを望んでいる」とした。
国交樹立後の43年間、中国とコロンビアの関係は国際情勢の目まぐるしい変化による試練を何度も経験しながら、常に良好な発展基調を維持してきた。双方は互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で理解し合い、支持し合い、各分野の協力を着実に推進し、両国民間の友情は日増しに人々の心に浸透してきた。
中国はコロンビアにとって第2位の貿易相手国であり、2022年の二国間貿易額は前年比13.5%増の226億4200万ドル(1ドルは約149.8円)に達した。コロンビアの首都ボゴタの地下鉄1号線、クンディナマルカ県西部の路面電車など重要プロジェクトの建設が秩序よく進み、メデジンのライトレールプロジェクトが着工し、ボゴタでは市街を中国製の電動バスが走っている。経済・貿易関係の強化、インフラ整備の推進から、クリーンエネルギーの発展へと、中国とコロンビアの協力は近年着実に進み、大きな成果を挙げてきた。
ペトロ大統領が国賓として中国を訪問するのは、今回が就任後初となった。両国首脳は共同で新時代の両国関係発展の青写真を描き、平等・互恵・ウィンウィンに基づく両国関係の発展に強靭な原動力を与え、中国・中南米運命共同体の構築のために新たな楽章を奏で始めた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年10月30日