陝西省は10月29日、無形文化遺産に指定されている伝統劇・秦腔の文化をテーマにした特別観光列車を初運行した。画像は列車内で秦腔の一場面を披露する秦腔役者。撮影・張毅偉
10月29日午前8時5分、旅客590人を乗せた特別列車Y651号が陝西省の西安駅から銅川市耀州区に向かって出発。無形文化遺産に指定されている伝統劇・秦腔の文化をテーマにした特別観光列車の運行が始まった。三秦都市報が報じた。
西安鉄路局と関連機構が連携して運行する同特別列車では、秦腔役者が車内で旅客に素晴らしい秦腔の一場面を披露する。無形文化遺産と特別観光列車という異なるジャンルを結び付け、伝統劇を観光列車で披露することで、旅客や演劇ファンに全く新しい体験が提供されることになる。
陝西省はこのところ秋のポカポカ陽気が続き、空気も澄んでさわやかな天気となっており、絶好の旅行シーズンを迎えている。西安鉄路局では、観光や行楽の需要が高まっているのを受け、各地の文化・観光当局との連携を強化し、オリジナリティあふれる特別観光列車を運行し、旅客の間で好評を博している。旅行の予約は今、絶好調となっているという。
無形文化遺産をテーマにした特別文化観光列車が大人気となっているため、西安鉄路局は今後も、音楽パーティーなどをテーマにした特色ある特別文化列車を運行させ、陝西省の観光市場を充実させたい考えだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月1日