現在上海で開催中の第6回中国国際輸入博覧会(輸入博)において、上海市交易団が5日午後、1件目の取引を成立させた。バイヤーである震坤行工業超市(上海)有限公司(震坤行)が、出展している米国のダウ・ケミカルと、3億ドル(1ドルは約149.5円)分の商品を仕入れる契約に調印したのだ。
上記のオーダーの内容は、ダウ・ケミカルがアジア太平洋で初めて発売する「改良ジメチルシリル液体」を含むシリコン系の商品だ。契約調印後、両企業は電子や交通運輸、新エネルギー、包装、建築といった関連商品の川下市場を共同で開拓することになる。
「震坤行」は同日、シュナイダーエレクトリックやデュポン、シグニファイ、ケルヒャー、マキタ、フルーク・コーポレーションといった国際ブランドとも戦略的提携契約に調印した。
2018年から始まった中国国際輸入博覧会において、上海市交易団青浦交易分団は6年連続で上海市交易団の1件目の取引を成立させてきた。取引額は累計で21億3000万ドルに達している。青浦交易分団のレター・オブ・インテントの金額はここ6年で、51億5000万ドル以上となっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年11月6日