王毅中共中央政治局委員(中央外事活動委員会弁公室主任)は9日に北京で、日本の秋葉剛男国家安全保障局長兼内閣特別顧問と会談し、中日ハイレベル政治対話の枠組みで協議を行った。新華社が伝えた。
王氏は中日関係の現状に対する中国側の原則的立場を明らかにし、中日関係の改善と発展への正しい道筋を指摘した。
双方は、中日間の4つの基本文書の定める諸原則を遵守し、両国関係が健全で安定した発展の軌道に戻る後押しをすべく努力することを再確認した。また、このために意思疎通を継続することで一致した。
王氏は福島原発汚染水の海洋放出、台湾地区、歴史問題などについて中国側の立場と懸念を表明したうえで、日本は中日関係の早急な改善を望むとの姿勢表明を具体的な行動に反映させるべきだと強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月10日