外交部(外務省)の毛寧報道官は13日の定例記者会見で、中米首脳会談、中米関係、台湾問題について質問に答え、次のように述べた。
【中米首脳会談】両国首脳は中米関係に関わる戦略的、大局的問題と方向性の問題、及び世界の平和と発展に関わる重大な問題について踏み込んだ意思疎通を行う。
【中米関係】中国側は常に習近平国家主席の打ち出した、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの三原則に従い中米関係を見て、取り扱っている。大国間の競争は時代の潮流と一致せず、米国自身の問題や世界の直面する課題の解決にはならない。中国側は競争を恐れないが、競争によって中米関係を定義することには反対する。米側は自国の懸念のみ強調して中国側の利益を損なうのではなく、中国側の合理的な懸念と正当な発展上の権利を的確に尊重するべきだ。米側が「新冷戦」を求めず、中国と衝突する意図を有しないとの約束を確実に実行に移し、中米関係を健全で安定した発展の軌道に戻す後押しを共にすることを望む。
【台湾問題】台湾問題は中国の内政であり、台湾問題の解決は中国人自身の事であり、いかなる外的干渉も許さない。米国の歴代政権はいずれも台湾問題において明確な約束をしており、バリ島会談で米側は、米国政府が「台湾独立」を支持しないことを明確に表明した。米側は「一つの中国」の堅持を的確に厳守し、実際の行動によって「台湾独立」に反対するべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月14日