スターバックスは中国で、ここ3ヶ月間に過去最多となる326店舗を新たにオープンした。スターバックスの中国における総店舗数は6806店舗となり、前年に比べて13%増加した。
中国への投資を続けているのは、スターバックスだけではない。商務部(商務省)の統計では、今年1-9月に中国に新設された外資系企業は前年同期比32.4%増の3万7814社に達した。
投資規模を見ると、同時期の中国の実行ベース外資導入額は9199億7000万元(1元は約20.8円)で、小幅に減少したものの、それでも過去第2位の高水準となった。対中投資の増加率はフランスが121.7%、英国が116.9%、カナダが109.2%となった。経済協力開発機構(OECD)が7月に発表した報告書によると、今年第1四半期(1-3月)に全世界の外資による投資は前年同期比で25%減少した。中国は世界の主要なエコノミーの中で、最も良いパフォーマンスを示したと言える。
今年第1-3四半期(1-9月)、中国国際貿易促進会が外資系企業700社近くを対象に実施した訪問調査では、8割の企業が今年度の利益について横ばいまたは多少増加、9割近くの企業が今後5年間の利益について横ばいまたは多少増加との見通しを示した。
外資の投資は市場行動であり、彼らは収益を重んじると同時に、見通し、機会、期待を一層重視する。
市場の見通しについては、14億人余りの人口を擁する中国市場は巨大で、強大な発展の強靭性と潜在力を備え、長期的に好転が続くという基調に変わりはない。
市場機会については、中国は質の高い発展を推し進め、産業のモデル転換と高度化、グリーン発展を加速しており、中国の大市場は世界の大市場となりつつある。第1-3四半期、ハイテク製造業の実行ベース外資導入額は前年同期比で12.8%増加した。
将来の期待については、中国はかねてから約束を厳守しており、有言実行だ。中国はより高水準の自由貿易試験区を建設し、「一帯一路」(the Belt and Road)の質の高い共同建設を推進しており、外資誘致の6方面・24項目の政策措置を打ち出し、製造業分野の外資参入規制を全面的に撤廃した。実務的措置の1つ1つが、政策面で「好材料」となっている。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月15日