習近平国家主席は22日、国賓として来中訪問したウルグアイのラカジェ・ポウ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両国首脳は、両国関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げすることを宣言した。新華社が伝えた。
習主席は「今年は中国とウルグアイの国交樹立35周年、『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設イニシアティブへのウルグアイの参加5周年にあたる。国交樹立後の35年間、両国は常に相互尊重、対等な付き合い、協力・ウィンウィンを堅持し、各分野の交流や協力を勢いよく発展させてきた。中国はウルグアイと共に、包括的な戦略的パートナーシップの構築を新たな出発点、新たな座標として、両国関係の水準を高め、両国間の協力を拡充し、規模や制度や文化の異なる国家間の団結と協力の模範となる両国関係を築き、より良く各々の国家発展に寄与し、両国民の幸福を増進することを望んでいる」と表明。
「中国は中南米との関係発展を非常に重視している。ウルグアイが一貫して中国と中南米の全体的協力に積極的に参加し、南米南部共同市場(メルコスール)など地域組織と中国の政治対話や経済・貿易協力の緊密化を支持していることを評価する。ウルグアイがこれまで同様に中国・中南米協力及び中国メルコスール協力を促進することを望んでいる」とした。
ラカジェ・ポウ大統領は「ウルグアイと中国の関係は、すでに経済・貿易分野を超えて、多次元、高水準の発展という良好な基調を呈している。ウルグアイは中南米・中国関係の発展及び中南米・中国フォーラムの構築の推進に積極的な役割を果たしていきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月23日