中共中央政治局は27日、渉外法制の整備強化について第10回集団学習を行った。習近平総書記は集団学習を主宰し、「渉外法治の整備強化は中国式現代化による強国建設と民族復興の偉業を全面的に推進する上で長期的に必要であり、高水準の対外開放を推進し、外的リスク・課題に対処する上で喫緊の課題でもある。国内と国際の両大局、発展と安全保障をより良く統合的に計画する観点から、渉外法治の取り組みを成し遂げることの重要性と緊急性を深く認識し、質の高い発展及び高水準の開放という要請に見合った渉外法治の体系と能力を構築して、中国式現代化の安定した持続的な発展に有利な法治環境と外部環境を構築する必要がある」と強調した。新華社が伝えた。
また、習総書記は「国際法に基づく国際秩序を断固として守り、国際ルールの制定に主導的に関与し、国際関係の法治化を推進する必要がある。グローバル・ガバナンス体制の改革と構築に積極的に関与し、グローバル・ガバナンスのより公正で合理的な方向への発展を後押しし、望ましい国際法によって望ましいグローバル・ガバナンスを促進し、人類運命共同体の構築に助力する必要がある」と指摘。
「法治に基づく高水準の対外開放の推進を堅持し、開放を拡大する中で渉外法治の整備を推進し、高水準の開放のための法的な基盤を不断に固めていく必要がある。法治は最良のビジネス環境であり、開放性と透明性のある渉外法体系を整備し、知的財産権の保護を強化し、外資系企業の合法的権益を守り、国内ルールと国際ルールをどちらもうまく用いて、市場化、法治化、国際化された一流のビジネス環境を築く必要がある。主体的に高水準の国際経済・貿易ルールとの整合性を保ち、これを積極的に受け入れ、制度型開放を着実に推進し、貿易と投資の自由化及び円滑化の水準を高め、より高水準の開放型経済の新体制を構築する必要がある。国際的な先進水準と合わせ、自由貿易試験区など高水準の対外開放の効果的な措置及び成熟した経験を速やかに法制化し、より高水準の開放性、より優れたビジネス環境、より強い波及効果を持つ開放の新たな拠点を築く必要がある。法に基づき開放の安全性を守る能力を全面的に高める必要がある。外国人の中国での生活の利便性を高めるための措置及び法規を整備する必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年11月29日