陝西省西安市周至県の秦嶺ジャイアントパンダ研究センターは5日の取材に対して、今年、同センターにおいて、パンダの赤ちゃんが4回の出産で7頭誕生したことを明らかにした。オスが5頭、メスが2頭で、飼育されているパンダは合わせて49頭に達したという。
パンダの「正正(ジョンジョン)」が8月9日、オスの双子の赤ちゃんを出産した。さらに、パンダ「安安(アンアン)」も同日、オスとメスの双子の赤ちゃんを出産した。8月14日には、パンダ「丫丫(ヤーヤー)」がオスの赤ちゃんを出産し、9月6日には、「明明(ミンミン)」がオスとメスの赤ちゃんを出産した。
「明明」が出産した2頭目の赤ちゃんの体重は、60グラムにも満たず、ニワトリの卵ほどの重さだった。その後、飼育員が大切に世話をした結果、今ではその体重は4キロまで増えた。ほかの6頭の赤ちゃんの体重も5キロ以上になっており、元気に育っているという。
秦嶺ジャイアントパンダは、パンダの亜種で、主に秦嶺山脈に生息している。陝西省は1980年代から、秦嶺ジャイアントパンダの人工飼育を行っている。秦嶺ジャイアントパンダ研究センターはすでに、成熟した人工飼育・繁殖技術体系を確立しており、その個体数が安定して増加している。(編集KN)
「人民網日本語版」2023年12月6日