12月11日、内蒙古根河市で観測された氷霧(撮影・邵福臣)
中国北部国境地帯に位置する内蒙古(内モンゴル)自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市など各地では11日、気温がマイナス45度以下にまで低下した。中でも陳巴爾虎旗特泥河では今冬の最低気温となるマイナス47.8度が観測された。中国新聞社が伝えた。
呼倫貝爾市気象局によると、12月10日午前8時から11日午前8時にかけて、同市の気象観測地点316ヶ所中、最低気温がマイナス32度以下となったところが197ヶ所あり、うち70ヶ所でマイナス40度を下回り、最も厳しい「極寒」レベルに達した。
11月早朝、「中国最寒」とされる根河市の平均最低気温はマイナス40度以下にまで下がり、中でも烏力庫瑪林場ではマイナス45.1度に達した。
厳しい寒さの中でも、冷凍品を扱う市場は大変な賑わいを見せ、冷凍の魚、梨、柿、もちきびだんごなどが多く並び、客足が絶えなかった。
額爾古納(アルグン)市都市インフラ運営集団有限公司の潘東氏によると、極寒の中で暖房供給の安全を確保するため、市の暖房供給当局は計5台の大型ボイラーを稼働し、暖房供給面積270万平方メートルで室温が暖房基準を満たすようにしている。
今回の寒波による「極寒」の気温は12月13日まで続く見通しだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月12日