習近平国家主席は中国の辰年の元宵節(旧暦1月15日、今年は2月24日)に、米国マスカティン高校訪中団の生徒らからの手紙に返信し、新春を祝うカードを贈った。習主席は返信で、全校生徒・教員に元宵節の祝意を表し、交流や学習のため訪中する米国の若者が増えることを歓迎するとした。新華社が伝えた。
習主席は「皆さんの手紙は漢字がきれいに書かれ、中国の竜や万里の長城、パンダのイラストが生き生きと描かれていた。皆さんがいくつもの都市を訪れ、パンダを見たり、中国のグルメを味わったり、中華文化を体験したり、『すごく楽しい』と感じたことを知り、とても嬉しく思う。多くの中国の友人と知り合い、皆さんの故郷にも招いたと聞いた。皆さんの結んだ友情に心を打たれた」とした。
また「中国には『百聞は一見に如かず』ということわざがある。1985年に初めて米国を訪れた際、私は米国の親切で友好的な人々に接し、忘れがたい印象が残っている。今回の交流訪問を通じて、皆さんも中国や中国人をより直接的に、より深く知ることができたと思う。皆さんが再び中国を訪れることを歓迎する。また、さらに多くの米国の青少年が交流や学習のために中国を訪れ、真実の、立体的で、全面的な中国を実際に体験し、中国の青少年と心を開いて交友し、互いに学び合い、参考にし合い、両国民間の友情の増進のために手を携えて力を捧げることを歓迎する」とした。
習主席は2023年11月の訪米時に、今後5年間で5万人の米国の青少年を中国での交流や学習に招く意向を表明した。その後、アイオワ州のサラ・ランドさんは習主席に手紙を送り、マスカティン高校もこのプログラムに参加させてほしいと伝えた。習主席の配慮の下、1月24日から30日にかけて、このプログラムで訪中する米国の高校生の第一陣として、マスカティン高校の生徒20人余りが北京市、河北省、上海市を交流訪問した。訪問を終えた後、訪中団の生徒らは習主席に手紙を書き、訪中の喜びと、交流訪問の招待への感謝の気持ちを伝えた。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年2月26日