中国侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀念館によると、南京大虐殺の生存者である陳桂香さんが、3月5日死去した。享年99歳。
陳さんは、辛い経験にも決して挫けることなく、常に前向きな姿勢で自らを奮い立たせて暮らし、自立して強く生きようと努力し続けた。新中国成立後、陳さんの村に学校が設立されると、知識の習得を強く望んだ陳さんは、息子を抱きながら学校に通い、文字を学んだ。そんな彼女は当時の村では「知識人」となり、村民から婦女主任に選ばれ、後には村の支部書記まで務めるようになった。陳さんは、生前、証言集会に幾度となく参加し、大虐殺の悲惨な体験を語り続けた。2011年、彼女は広島県を訪れ、日本の人々に自らの体験を伝えた。彼女は、「私の証言は語り継がれていき、私自身が中国侵略日本軍に迫害を受けたことを証明するだろう」と語っていた。(編集KM)
「人民網日本語版」2024年3月7日