【王毅外交部長記者会見】AIグローバルガバナンスは発展と安全を共に重視すべき

第14期全国人民代表大会（全人代）第2回会議は北京時間3月7日午前10時に「中国外交政策と対外関係」について記者会見を行い、王毅中共中央政治局委員（外交部長）が人工知能（AI）グローバルガバナンスに関する質問に答えた。

王氏は、「AIは爆発的に発展する重要な段階にさしかかった。中国は、発展と安全を共に重視すべきであり、新しい事物やチャンスを捉えると同時に安全を重視し、AIグローバルガバナンスを共同で推進するべきだと主張する。昨年10月、習近平国家主席は『グローバルAIガバナンスイニシアティブ』を打ち出し、中国の態度・主張を明らかにした。中国が注目するのは主に3つの確保だ。1つ目は有益さの確保だ。AIの発展は、人類の共通の幸福にプラスになり、人類の倫理規範に合致し、国際法のルールに合致し、人類文明の進歩の方向性にも合致するものであるべきだ。2つ目は安全の確保だ。AIが常に人類のコントロール下に置かれ、解釈可能性と予測可能性を絶えず向上させるために、各種リスクの評価・管理・コントロールプランを構築する必要がある。3つ目は公平さの確保だ。国連の枠組内でAI国際ガバナンス機関を設立すれば、各国はAI発展プロセスの中で平等に参加し、平等に恩恵を受けられるようになる」と述べた。（編集KS）

「人民網日本語版」2024年3月7日