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3月11日午後に設けられた第14期全国人民代表大会(全人代)第2回会議の3回目となる各部(省)部長取材イベント「部長通路」で、兪建華・税関総署署長は、税関の最新統計を基に、今年中国の輸出入が好転基調を維持して幸先の良いスタートを切ったことを明らかにした。
兪署長によると、中国の輸出入はパートナーがさらに多元化・安定化し、在来市場と新興市場の両方で良好なパフォーマンスを示した。特に「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設国との輸出入は平均を上回る9%の増加となった。中国は製造業大国としての役割が依然顕著であり、中間製品の輸出入が8%増加して、グローバルな産業・サプライチェーンの安定化に重要な役割を果たした。新たな業態やモデルも力強く、越境ECや市場調達の輸出も二桁成長を見せた。電気自動車、クリエイティブグッズ、化粧品などは海外において大きな躍進を遂げた。
全体的に見て、今年の貿易は好調なスタートを切っており、上半期(1-6月)は成長軌道を維持できると現段階で判断される。政府活動報告の打ち出した質的向上と量的安定化を実現するための基礎と条件を備えている。もちろん、複雑で厳しい国際情勢に直面している中、これらの目標を達成するには苦しい努力が必要だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月12日