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民主は多様であり、世界は多彩

16:51, March 21, 2024 人民網日本語版

第3回「民主:全人類共通の価値観」国際フォーラムが20日、北京で開催された。国内外の来賓が一堂に会し、「民主とガバナンスの現代化」「デジタル時代の民主と法治」「人工知能と民主の未来」「多極化する世界における民主とグローバル・ガバナンス」などをめぐり議論し、民主の真諦と相互参考の道を共に話し合った。参加者は中国の全過程にわたる人民民主の実践を十分に肯定し、「中国の民主の道は、進んでいくことができ、目的地に到達することのできる道であり、人類の民主事業の発展のために新たな道を探り出した」との認識を示した。(人民日報コラム「和音」掲載)

民主は人類文明の進歩と発展の重要な目安であり、中国共産党と中国国民が終始変わらずに堅持している重要な理念だ。中国が歩むのは中国の特色ある社会主義政治発展の道であり、人民民主は全過程にわたる民主だ。中国の全過程にわたる人民民主とは、過程的民主主義と成果的民主主義、手続的民主主義と実質的民主主義、直接民主主義と間接民主主義、人民民主主義と国家意志を一元化したもので、全チェーン、全方位、全カバーの民主であり、最も広範で、最も真実で、最も有効な社会主義民主である。2024年の中国の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)では、各地・各業界の代表や委員5000人近くが北京に集まり、人民の思いや期待を国家発展のトップレベルデザインに反映させた。「政府活動報告」は衆知を集めて有益な意見を広く吸収し、約1万人が報告の修正に直接参加した。各部・委員会(省庁)の責任者は集中的に人々の関心に応えた。外国メディアの記者は、中国の全国両会を通じて、中国の民主が国民の意志を体現し、国民の権益を保障し国民と心を一つにして同じ方向に向かっていることを感じ、「中国式民主は人類の民主主義の物語における重要な章である」との認識を示した。

中国における民主の発展は、人口が多く、基礎や基盤が弱いという基本的国情に常に立脚し、5000年余りの中華文明を常に継承し、中華の優れた伝統文化の中から知恵と養分を汲み取ることを重視し、中国の置かれた歴史的段階を常に正確に把握し、経済・社会発展水準と緊密に結びつけて民主を推進し、問題志向を常に堅持し、問題を1つ解決するごとに民主建設を一歩前へ進めている。長期にわたる模索を経て、中国は中国の特色ある民主発展の道を歩み出し、14億人余りの充分な民主的権利を保障し、人々の積極性、自発性、創造性を引き出し、経済の急速な発展と社会の長期的な安定という『中国の奇跡』を成し遂げた。中国の全過程にわたる人民民主は広大な中華の大地に根差し、中国の国情に合い、人民の心からの支持を得ている。ハーバード・ケネディスクールの世論調査は、中国国民の政府への満足度が長期にわたり90%以上を維持していることをはっきりと示している。

全過程にわたる人民民主の発展は中国式現代化の本質的要請の1つである。中国の全過程にわたる人民民主は現代化の過程に従い絶えず拡大と進化を進め、現代化建設への全人民の参加の熱意を引き出し、制度的優位性を国家ガバナンスの効力に変え、「中国の治」の強固な基礎となっている。外国の識者は、全過程にわたる人民民主の不断の発展に伴い、中国国民は日増しにより広範な権利や自由を享受するようになっていると指摘する。全過程にわたる人民民主は人類の政治文明の新たな形態を創造し、世界の他の国々の民主政治の発展にとって合理的な参考となった。

民主は歴史的、具体的、発展的なものであり、各国の民主はその国の歴史・文化・伝統に根差し、その国の国民の実践的模索と知恵の創造によって成長するものであり、民主の道や形態は様々だ。民主は全人類の幸福の保障と増進を目的としており、互いを隔てる障壁となるべきではなく、少数の国々の狭隘な政治的目的に貢献する道具となるべきではない。中国は世界最大の発展途上国であり、民主の追求・発展・実現における多くの発展途上国の模索を十分に尊重し、発展路線を自ら選択する各国の人々の権利を尊重し、民主主義の名の下に国際社会に分断をもたらし、偏見を拡散し、平和を破壊することに反対している。

民主は多様であり、世界は多彩だ。中国は世界各国と共に、平和・発展・公平・正義・民主・自由という全人類共通の価値観を発揚し、相互尊重と「小異を残して大同につく」精神に基づき、共に人類の政治文明を豊かにし、発展させ、人類の民主事業に新たな貢献を果たすことを望んでいる。(編集NA)

「人民網日本語版」2024年3月21日