習近平国家主席は15日、国賓として中国を訪問したアンゴラのロウレンソ大統領と北京の人民大会堂で会談した。両国首脳は両国関係を包括的・戦略的協力パートナーシップに格上げすることを宣言した。新華社が伝えた。
習主席は「中国とアンゴラは昨年、国交樹立40周年を共に祝った。両国関係は国際情勢の目まぐるしい変化を何度も経験しながらも、両国民に着実に幸福をもたらしてきた。中国はアンゴラが国家の主権・安全保障・発展上の利益を守り、自国の国情に合った現代化の道を探り、国家の発展と振興を実現することを支持する。アンゴラと国政運営面の経験交流を強化し、両国間の戦略的関係の水準を高め、手を携えて各々の現代化を推進していきたい」と表明。
「双方は、『一帯一路』(the Belt and Road)の質の高い共同建設における協力を強化し、発展戦略の連携を推し進め、実務協力の質的向上と相乗効果を後押しするべきだ。中国はアンゴラと重要インフラプロジェクトをしっかりと実施し、実力ある中国企業がアンゴラで様々な形の協力を実施することを支持し、アンゴラの農業の現代化、工業化、経済の多元化に助力していきたい。中国は、アフリカ諸国とアフリカ連合(AU)がアフリカの問題をアフリカの方法によって解決し、地域の平和と安定を維持すべく尽力することを支持する。アンゴラなどアフリカ諸国と多国間の協調を強化し、発展途上国の共通利益を守り、平等で秩序ある世界の多極化とインクルーシブな経済のグローバル化を共に提唱し、人類運命共同体の構築を後押ししていきたい」と強調した。
ロウレンソ大統領は「アンゴラは、さらに多くの中国企業がアンゴラに投資し、アンゴラの発展と振興に助力することを歓迎する。アンゴラは中国が常に世界の平和と進歩の促進、国際公平・正義の維持に尽力していることを高く評価している。中国と多国間協力を強化し、国連憲章の趣旨と原則及び各国の主権・独立・内政不干渉など重要な国際関係の準則を維持していきたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年3月18日