中国国家発展改革委員会の鄭柵潔主任は24日に北京で、「国家発展改革委員会は引き続き実務的措置を取って、新たな質の生産力の発展を加速させる。高いレベルの対外開放の拡大において、外資導入により力を入れ、2024年版外商投資参入ネガティブリストの発表を加速させ、複数の重要外資プロジェクトの建設への支援を継続し、デジタル製品などの市場参入を拡大し、データの開発開放と流通利用の推進に力を入れる」と述べた。
鄭主任は同日に行われた中国発展ハイレベルフォーラム2024年年次総会で、「中国は世界の経済成長の重要な動力源として、新たな質の生産力を積極的に育成し発展させ、自国を発展させることができるだけでなく、世界経済の回復と成長により多くの力強い原動力を注入することにもなる」との見方を示した。
鄭主任は新たな質の生産力の発展を加速させることについて、「第一に科学技術イノベーションによって産業のイノベーションを牽引すること、第二に体制・メカニズムの刷新を推進すること、第三に高いレベルの対外開放を拡大することだ」と述べた。
鄭主任は、「新興産業を加速度的に育成し大きく発展させ、デジタル技術と実体経済の深い融合、先進製造業と現代サービス業の融合を促進し、『デジタル要素×』行動計画を実施し、バイオマニュファクチャリング、商業宇宙飛行、新材料、低空経済などの新たな成長エンジンを構築する。また未来産業の展開を加速させ、量子技術や生命科学などの新たな競争を展開し、『人工知能(AI)+』行動を展開することが必要だ」とした。
鄭主任はさらに、▽市場の基礎的制度をより改善し、全国統一大市場の建設標準ガイドラインを制定し、新たな市場参入ネガティブリストを発表する▽ビジネス環境をさらに改善し、企業との常態化したコミュニケーション・交流メカニズムを健全化し、ビジネス環境改善向上行動を実施する▽グリーン・低炭素トランスフォーメーションをさらに促進し、グリーン製造業を強化し、グリーンサービス業を発展させ、グリーンエネルギー産業を拡大し、グリーン低炭素循環型経済体制を構築するといったことを挙げた。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年3月25日