中国ラオス鉄道において国際旅客列車が運行されるようになってから、今月13日で丸1年を迎えた。この1年間に、中国とラオスの国境にある雲南省の磨憨国境検問所では、国際旅客列車700本以上の通関審査が効率よく行われ、83ヶ国・地域の外国人2万8000人を含む18万人以上がスムーズに出入国手続きを行ってきた。中央テレビニュースが報じた。
2023年4月13日、中国ラオス鉄道の国際旅客列車の運行が始まり、旅客は同鉄道を経由して、南アジアや東南アジア、西アジアに直接向かうことができるようになった。また、ラオスやタイ、ミャンマー、ベトナムといった「一帯一路」(the Belt and Road)参加12ヶ国が同鉄道を経由して、物品を輸出入できるようになった。
中国とラオスの間で商売をしている鄒文念さんは、「中国ラオス鉄道が開通するまでは、雲南省の昆明とラオスの首都ビエンチャン間は車ではあまりにも時間がかかっていたため、2-3ヶ月に1回しか帰って来ることができなかった。でも、今は鉄道で1週間に2-3回帰って来ることができる。出発したその日のうちに到着できるので、ビジネスがやりやすくなった」と喜ぶ。
磨憨国境検問所の王強所長によると、出入国審査場にリアルタイムで70ヶ国語以上に対応できるスマート翻訳ツールを導入しているほか、『一帯一路』専用レーンを設置しており、旅客の出入国審査にかかる時間が30%短縮され、通関にかかる時間が39分短縮された」と説明する。
あるタイ人観光客は、「ビザ免除措置は素晴らしい。私たちに実益があり、旅行の費用や時間を節約できる。この措置のおかげで中国に来やすくなったので、中国のいろんなところに旅行に行きたい」と喜んでいた。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月15日