河南省新密市で今月10日から13日まで4日間にわたり開催された「第1回鄭州岐黄·中医薬発展カンファレンス」で、中医薬を活用したヘルスケアが参加者の間で大きな話題を集めた。会場で提供された中医薬入りドリンクも、参加者が先を争って試飲するほどの人気ぶりを見せていた。中国新聞網が報じた。
第1回鄭州岐黄·中医薬発展カンファレンスで参加者に提供された中医薬入りドリンク(撮影・楊大勇)。
鄭州市から来た邵霞さんは、中医薬入りドリンクをじっくりと味わいながら、コップを軽く振り、「中医薬文化は数千年受け継がれ続けてきた、先祖たちが私たちに残してくれた貴重なヘルスケア文化」と話していた。
邵さんは、「80後(1980年代生まれ)の私は、数年前から、中医薬を活用したヘルスケアに注目し、中医薬入りドリンクを飲んだり、他のヘルスケアの方法を試したりしてきた。周りの若い友人たちもヘルスケア、特に中医薬を活用したヘルスケアをどんどん重視するようになっている」と話した。
新密市にある中医薬入りドリンクの企業で働く任紅艶さんは、「普段、私も中医薬入りドリンクをよく飲んでいる。うちの会社は2023年に新密市で初の中医薬入りドリンク店をオープンした。その売れ行きは非常に良く、特に若者の間で人気になっている。現在、鄭州市や河北省など他地域でも支店を展開している」とした。
任さんが働く企業が開発した中医薬入りドリンクは全て中医薬専門家が、季節に合わせて、様々な薬材を配合して作ったドリンクとなっている。季節や体質に合わせたドリンクを飲むことは健康にとっていいことだと、若者の間で人気を集めているという。
中医薬を活用したヘルスケアについて、「国医大師」に認定されている丁桜さんは、「これらにはたくさんのメリットがある。今の若者が中医薬を活用したヘルスケアを重視していることは、若者の中医薬文化に対する評価がますます高くなっていることを示している」とした上で、「中医薬を活用したヘルスケアは、必ず自分の体質に合わせて、適切なスタイルを選ばなければならない。そのためには、中医薬を活用したヘルスケア文化の知識を普及させ、人々が自分でよく理解した上でチョイスできるようにしていく必要がある」と指摘した。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月17日