習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は23日、重慶で「新時代の西部大開発推進座談会」を主宰し、重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は「西部地域は全国の改革・発展・安定の大局において重要な地位を占める。終始一貫して党中央の西部大開発推進政策措置の貫徹・実行に力を入れ、大保護、大開放、質の高い発展という新たな構造の形成をさらに進め、地域の全体的実力と持続可能な発展能力を高め、中国式現代化の推進において、西部大開発の新たな章を全力で記す必要がある」と強調。
「党中央が新時代の西部大開発の推進における新たな構造の形成について方針を打ち出してからの5年間で、西部地域は生態環境の保護と修復において重大な成果を収め、質の高い発展の能力を顕著に高め、開放型経済構造の構築を加速し、インフラ環境を大幅に改善し、人々の生活水準を着実に高め、貧困脱却の難関攻略戦に期限通りに勝利し、全国と共に小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成し、社会主義現代化国家の全面的な建設という新たな道のりへと踏み出した。その一方で、西部地域の発展は依然として多くの困難や課題に直面しており、的確に研究し、解決する必要があることにも目を向けなければならない」と指摘した。
習総書記は「特色ある競争優位産業の発展を主たる取り組みの方向性とし、現地の状況に応じて新興産業を発展させ、西部地域の産業のモデル転換と高度化を加速させる必要がある。質の高い発展を高い水準で守り、支えることを堅持し、国家の生態安全バリアをしっかりと構築する必要がある。大開放による大開発の促進を堅持し、西部地域の対内・対外開放水準を高める必要がある。発展と安全の統合的計画を堅持し、エネルギー資源など重要分野の安全保障能力を高める必要がある。新型都市化の推進と農村部の全面的振興の有機的結合を堅持し、発展する中で民生を保障し、改善する必要がある。中華民族共同体意識の堅固な確立を堅持し、民族の団結と辺境の安定をしっかりと維持する必要がある」と強調。
「中央地域協調発展指導グループは統合的計画、調整、督促、検査を強化する必要があり、中央の関係当局は的確な政策措置を検討し、打ち出す必要がある。西部地域の各級党委員会・政府は主体的責任を担い、党中央の決定と方針の実行を推進する必要がある。東部地域と西部地域の協力体制を整備し、ペアリング支援とピンポイント支援を深める必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年4月24日