王毅中共中央政治局委員(外交部長)が26日、北京で米国のブリンケン国務長官と会談した。双方は踏み込んだ意見交換を行い、以下の「五つの共通認識」に至った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
(1)両国元首のリーダーシップに従い、中米関係の安定と発展に努める。双方は、サンフランシスコ会談以降、各分野で対話と協力が前向きに進んでいることを評価し、両国元首の重要な共通認識を速やかに実行に移す。
(2)双方はハイレベルの往来や各レベルの接触を維持する。外交や経済、金融、ビジネスといった分野で再開・新設された協議メカニズムの機能を引き続き発揮させる。両軍の交流を継続する。麻薬取り締まり、気候変動、人工知能(AI)をめぐる中米協力をさらに推し進める。
(3)AIをめぐる中米政府間対話の初の会合を開く。中米関係の指導原則に関する協議を引き続き推進する。新しい中米アジア太平洋事務協議、中米海洋事務協議を行う。中米領事協議を継続する。中米麻薬取り締まり作業部会の高官会合を開く。米国は劉振民・気候変動担当特使の訪米を歓迎する。
(4)双方は両国の人的・文化的交流を拡大するための措置を講じ、相手国からの留学生を歓迎し、中国陝西省西安市で5月に開催される第14回中米観光ハイレベル対話を成功させる。
(5)双方は国際・地域紛争問題について協議を続け、双方の特使は意思疎通を強化する。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月28日